七城メロン
七城の豊かな自然と大地が生み出す
「七城メロン」とは菊池市七城町で栽培されるメロンの総称です。七城町で栽培されているメロンの品種は、アンデス、クインシー、肥後グリーン、キンショー、ホームラン、アールスメロン等々です。恵まれた自然条件を生かし年間を通してメロンが栽培されています。
メロン作り50年。
~先代から受け継がれた確かな技術、溢れる想い~
当農場のメロン作りの歴史は古く、遡ること50年前、先代が地域に先駆けて「プリンスメロン」を栽培したのが始まりでした。当時はメロン作りの知識や技術、資材もなく、山から切ってきた竹を割って鉄パイプの代わりに使い、支柱も全て竹、メロンの果実の下に敷くのも稲わらというスタートでした。
当時は、失敗の連続・・・
現在のように整備された圃場ではなく、大雨が降ると収穫を迎えるばかりメロンが冠水で全滅・・・。肥料の入れ具合も手探りで、多すぎるとメロンが割れ出荷できず、少なすぎると成長が悪くと・・・。とにかく、今では想像もできない程の大変さ。その後、徐々に栽培技術の習得そして進化し、被覆資材もポリからビニールへ、割竹を使ったトンネルの露地栽培から鉄骨パイプのハウス栽培へと移行していきました。でも、順風満帆だったわけではありません。昭和59年の大雪によるハウス倒壊を始め、平成3年の台風19号によるハウス全滅、近年の豪雨冠水など、自然の大災害に打ちのめされながらも、メロン作りに懸ける情熱は増すばかりです。
七城の豊かな大地が生み出すこだわりのメロン
熊本県菊池市にある七城町はまわりを鞍岳、八方ケ岳といった山々に囲まれた菊池盆地にあることから、昼夜の寒暖の差が大きく、作物を栽培するのに最適の大地だといえます。特に糖度が必要な果物にはこの条件が欠かせません。この恵まれた立地条件を生かして、当農場ではメロンを栽培しています。
メロン作り4つのこだわり
ハウスは年1作のメロンだけのためにある。
~熊本のメロンの旬の季節だけの限定生産~
当農場のメロン栽培は年1回だけ、春の時期のみです。10月下旬から順次種を蒔き始め、11月~翌年の2月上旬まで定植が続きます。2月から蜜蜂による交配、収穫は4月中旬からです。収穫を終えると、ハウスはビニールを剥いで耕耘、そして水を入れてお米作りのように代掻き。約3ヶ月水を張ったままにして土地を休ませます。圃場毎に水張りのところ、田植えして稲の出穂時期に緑肥としてすき込むところ、水を張らずに緑肥を植えてすき込むところ等様々です。そして、また次のメロン作りに備えます。まさに1年1作、「1作入魂」です。
土壌消毒は一切しません。
当農場では、上に書いたような栽培体系を行っており、土壌消毒をする必要がないのです。つまり、土に無理をさせないようなメロン作りを心がけています。通常、ハウス栽培では、年間に2回以上栽培をして、効率を上げ収量を上げるのが普通です。しかし同じ作物を作り続けると土壌障害が発生しやすくなります。そうすると当然、土壌消毒や高価な土壌改良材を使うことが必要となるのです。
当農場では、できるだけ自然の生態系に影響の少ないメロン栽培に取り組んでいます。また数年前から、メロンと一緒にコンパニオン作物(混植)として、育苗の時からネギを一緒に植えています。瓜類とネギ類は相性が良く、土壌病害虫の発生を抑え生育を良くしてくれています。
化学肥料も一切使用しません。
~天敵を利用した減農薬栽培~
写真準備中
当農場では化学肥料は一切使用しません。有機発酵肥料を中心にミネラル資材、木酢液等を使い、作り手にも食べる人にも、そして環境にも優しいメロン栽培を行っています。しかし、残念ながら農薬の使用はやめられません。どうしてもハウス栽培では病害虫が発生します。そこで近年においては、農薬の使用も極力控えられるように、天敵(スワルスキーカブリダニ)を利用した害虫防除にも取り組み、更に減農薬での栽培が可能になるよう努めています。
朝取りが命
~生命力に満ちあふれたメロン~
当農場で栽培するメロンは「朝取り」です。なぜ朝取りにこだわるのか?作物のおいしさは、光合成によって生産された養分の量だと言われています。前日の光合成で作り出された養分が、夜から朝にかけての低温で作物内に炭水化物として溜め込まれる。そのお陰で野菜類(例外もありますが)は、おいしくなると言うことです。ですから、日中の暑さにさらしてしまうと作物の呼吸作用が激しくなり、せっかく蓄えた養分を消費してしまいます。(作物が疲れてしまうんですね)つまり、鮮度も味も落ちて当然です。メロンもこれに当てはまると思います。朝取りのメロンは果実の表面にも張りがあり、実を切っても締まりがあり、味がギュッと詰まった感じがします。反対に、夕取りの場合は、表面が少し柔らかくなっていて、中身の果肉も緩んだ感じがします。当然食べてみてもその差は歴然です。(収穫後の追熟で柔らかくなるのとは別です)これは、わたしが30年間、メロン作りをしてきての素直な感想です。もしかしたら、それは違うよ、という人もいらっしゃるかもしれません。しかし、当農場では、長年の経験から「いちばんおいしい生命力に溢れたメロン」それが朝取りメロンだと信じて収穫し続けています。
※豪雨等の気象条件により変更する場合も希にあります。
栽培品種
当農場の栽培品種は、今は懐かしい「プリンスメロン」に始まり「キンショー」「コサック」「ホームラン」「パパイヤ」「アムス」「アンデス」「クインシー」「アールス」などと栽培してきましたが、現在は3品種を中心に栽培しています。
「春風メロン」
~Springbreeze Green&red~
当農場のオリジナル品種です。青肉系と赤肉系の2タイプがあり、青肉系の「春風グリーン」と赤肉系の「春風レッド」があります。
m-1
「春風グリーン」
受注時期 4月上旬~中旬
収穫時期 4月下旬~5月上旬
商品番号 m-1 SOLD out
4~5個入り(5k)
6000円(税込)
当農場の主力品種の一つです。外観は網目状のネットが全体に広がっており、重さは1k~1,3k程度です。中身の果肉は緑黄食で爽やかな甘さと香りが特徴の親しみやすいメロンになります。
※玉数の指定は天候に左右されますので指定できません。
※その年の天候により収穫時期は若干左右されます。
m-2
「春風レッド」
受注時期 4月上旬~中旬
収穫時期 4月下旬~5月上旬
商品番号 m-2 SOLD out
4~5個入り(5k)
6000円(税込)
赤肉系の品種です。外観は春風グリーンと同じくネットが全体に広がっており、重さは1,3k~1,7kと若干大きめです。中身の果肉は鮮やかなオレンジ色で、特に香りが良く、甘さも濃厚です。
日持ちも良く、当農場ではリピート率が高く、贈答用にご利用なさるお客様が多いのが特徴です。
※玉数の指定は天候に左右されますので指定できません。
※その年の天候により収穫時期は若干左右されます。
「肥後グリーン」
m-3
2玉入り化粧箱
受注時期 4月中旬~下旬
収穫時期 5月中旬~下旬
商品番号 m-3 SOLD out
2玉入り化粧箱
5000円(税込)
※1,6k×2個入りから2,4k入りまでございます。
熊本県産地限定品種です。外観は緑色の大玉で細かなネットが全面に広がっています。重さは1,6k ~2,6kと長形の大玉です。中身の果肉はシャリ感があり、肉厚で柔らかく糖度が高いことが特徴です。日持ちが良くボリューム感があるのでご贈答に最適です。
※玉数の指定は天候に左右されますので指定できません。
※その年の天候により収穫時期は若干左右されます。
「肥後グリーン」
m-4
化粧箱
受注時期 4月上旬~中旬
収穫時期 4月下旬~5月上旬
商品番号 m-4 SOLD out
4~5玉入り化粧箱(8k)
10000円(税込)
※1,6k×2個入りから2,4k入りまでございます。
当農場の主力品種の一つです。外観は網目状のネットが全体に広がっており、重さは1k~1,3k程度です。中身の果肉は緑黄食で爽やかな甘さと香りが特徴の親しみやすいメロンになります。
※玉数の指定は天候に左右されますので指定できません。
※その年の天候により収穫時期は若干左右されます。
※尚、天候により、ご要望にお応えできないサイズも発生致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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